敷金や礼金、入居費用

僕はその頃、ある女性と真剣に付き合いたいと思っていました。しかし、その女性は年齢が僕より9つ上で、僕のアプローチに対しても反応は悪くはありませんでしたが、決して付き合ってはくれませんでした。理由はなんとなく分かっていました。本気がどうかが伝わっていないのだと思いました。彼女はそろそろ結婚を意識する年齢で、これだけ年齢差があるので、遊びなんじゃないかと疑っているんだと思いました。でも僕は、そんなつもりは一切ありませんでした。むしろ結婚を前提にした付き合いをしたいと考えていました。それからは、どうやったら真剣だということが伝わるかを色々考えました。そして、その結果、まずは実家を出て、しっかりと自立しなければいけないと思いました。自分1人でも生活できる力を身に付けなければ結婚して、相手を支えることなんて出来ないと思ったからです。そこから、僕は1人暮らしを始めました。敷金や礼金、入居費用などを払うと、貯金がとても少なくなってしまいました。後から思ったのですが、もっと貯金を増やしてから1人暮らしをすればよかったと思いました。しかし、その時は彼女のことしか考えておらず、そこまで頭が回りませんでした。部屋を借りたのはいいですが、次は家具を買わなければいけませんでした。残念ながら、家具を買うほどの金銭的な余裕がなく、暫くの間、寝室に布団しかない状況でした。アルバイトでもOK仕事が終わり、その部屋に戻ると風呂に入り、買ってきた弁当を食べて、布団に寝転がりながら携帯をいじる日々でした。当然ながらその彼女を部屋に呼ぶ事もできず、そもそも1人暮らしを始めたとも言えずに時間が経ちました。もっとたくさんのお金が必要で、節約だけでは足りないと感じました。そして、夜の仕事を始めました。昼間も夜も仕事をして、遊びにも出ず、1日1食の生活をしました。すると、だんだんお金が貯まり、ようやく、家具も家電も買い揃える事ができました。彼女を部屋に呼べるようになって、真剣さが伝わったのか、暫くして付き合う事ができました。あの頃ほど、お金が必要になったのは人生で1度もなかったですし、もうあの状況になるのは嫌なので、日頃から節約をしてコツコツと貯金するようになりました。

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